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しそうのうろうって? – 理科

しそうのうろう(歯周病)はどんな病気なの?
 歯肉炎と歯周炎とをあわせた総称です。歯をささえているまわりの骨を、じわじわこわしてゆく病気(生活習慣病)です。ほとんどの大人のひとが、かかっています。特に40才過ぎてからの歯が抜ける原因になります。いたみやかゆみなど(自覚症状)があまりないので、気づいたときには手遅れになることが多いようです。
 歯にくっついたよごれ(プラークや歯石)から出る毒が原因ですが、タバコも悪くする原因になります。







プラークが毒素を出し、歯ぐきが炎症をおこします。この炎症はプラークを取り除くとおさまります。

歯周ポケットが深くなり、歯を支える歯槽骨に炎症が広がって、骨が溶け始めます。

歯ぐきが化膿し、血や膿が出ます。口臭がひどくなったり、歯のぐらつきがひどくなります。

歯槽骨がほとんど無くなり、歯がグラグラしてきます。最後は抜けてしまいます。








下の前歯の歯ぐきがだいぶ下がって、歯の根が見えています。歯と歯の間があいています。


レントゲンをとると歯の周りに骨がありません。歯はグラグラです。







しそうのうろうの予防は?
 しそうのうろうの予防には、歯にくっついたよごれ(プラーク)を歯みがきで良く落とすこと、歯ブラシで歯ぐきをマッサージすること、歯ブラシでは落とせないよごれ(歯石)は歯医者さんで取ってもらうことです。







1日1回は時間をかけて、ブラッシングをしよう!







歯ブラシは大きすぎず、硬すぎず、鉛筆を持つようにして軽く小さく動かします。

歯ぐきをマッサージするように、一本ずつていねいにみがきます。

毛先を歯と歯ぐきのさかいめ(ポケット)に入れ、軽くしんどうさせます。

毛先の角度は45度がめやすです。
参考/長崎県歯科衛生士会:歯周病治療の主役はあなたです。