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長崎医学史ノート

長崎医学史ノート

 長崎県歯科医師会所蔵

口中ノいたみ生子
しいたけのどけくび
上ノ病ニ吉
りうのう(龍脳)五分
しんしや。(辰砂)五分
しょせき(消石)弐分
正石は日出やき小ニ〆」(十-ウ)
はノねニさし入事(歯の寝に差入る?事)
此病なわること(治る事)
〆三品はノねニ指入事(歯の根)
さらい薬とく
からたいをう七匁五分(唐大黄)
いちぶく里う十六(伏苓)
人ど(忍冬)
にんどう十六匁」(十二才)

 長崎県歯科医師会所蔵

 平戸商人の長崎薬方聞書(1)
 幕末期から明治期にかけて長崎に何回となく出張した平戸の商人?屋馬?伊十郎の聞書の中に長崎その他の薬方書があります。弘化四年(1847)「萬党附」八丁裏からであった。
はのいたみ(歯の痛み)薬とく
はくさ(歯草)はそふばげかん(走馬牙?)
だいを(大黄)三匁
からけいし(唐桂枝)五匁
しんしゃ(辰砂)三分
せんきう(川?)五匁
長じ(丁字)
ちうじ三匁
り 龍の(龍脳)
里うのふ三分」(十ウ)
からをうごん(唐黄苓)五匁
百そふそ壱匁
けいふん二分(軽粉)
〆九品を十四ニわけ
十四日のみ
〆正ニ壱番ニノむ(「も」に濁点)事