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木床総義歯

長崎県歯科医師会会史第一編

木床総義歯

 木床義歯は木彫義歯、木製義歯、木床入歯あるいは皇国義歯などともいわれ、わが国固有のもので、明治20~30年頃(1887~1897年)まで用いられていました。日本に現存する木床義歯の数は150前後あると推定され、そのうち使用者の判明している最古のものが願成寺の仏姫中岡ティの木床義歯です。