昨今、お口の中の状態と全身の状態の関わりについて様々なデータが提示されています。また、日本は諸外国に類をみないスピードで高齢化が進行しています。国は、2025年（令和7年）を目途に、地域住民の方々が、できるかぎり住み慣れた場所で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、支援やサービスを提供する体制（地域包括ケアシステム）の構築を目指しています。 長崎県歯科医師会は、国や県、市町、病院や施設と連携を取りながら、歯科健診事業や訪問診療、手術前後の口腔ケアなどに積極的に取り組んでいます。また、フッ化物を利用したむし歯予防の普及のために、長崎県フッ化物洗口推進事業への専門家団体としての支援も行っております。 会員それぞれの診療所においては、かかりつけ歯科医としての責任をもって、皆様のお口の健康を守るべく診療を行っています。 「口は『生きる』の入り口です。」

一般社団法人 長崎県歯科医師会 会 長　渋 谷　 昌 史